日本人の歯の平均寿命

こんにちは。博多区の歯科医院やまだホワイトクリニック歯科の森です。

皆さんは、自分に何本歯が残っているかご存知ですか?

成人の口腔内には、親知らずを除いて28本の歯があります。

真ん中の歯から1番2番…7番まで、上下左右の4ブロックで28本です。

被せ物をしても歯根が残っていれば、基本的にご自身の歯としてカウントできます。

平成元年から厚生労働省と日本歯科医師会が『8020運動』を推進しています。

文字通り、『80』歳になっても『20』本以上自分の歯を残そうという運動です。

2012年の達成率は40%と、開始当初の7%から随分と多くなってきました。

では、それぞれの歯の寿命って一体どのくらいなんでしょうか?

平成11年の歯科疾患実態調査では、下の図のような結果が得られています。

2015年現在の日本人の平均寿命は、男性が80.21歳、女性が86.61歳だそうです。

そう考えたら、歯がなくなって物が食べにくくなってから2~30年も生きていかなければならないことに…。

長崎大学の新庄先生の報告によると、どのような時に歯医者にかかるかによって、残存歯数も変わってきます。

一度の歯磨き指導を受けたからといって、自己流の歯磨きをしっかり行っていても、年齢を追うごとに歯は無くなっていく傾向にあるようで、やはり、定期的な歯科受診が重要となってくるようです。

皆さんも、1本でも多くの歯を残して、美味しい物を美味しく食べられるために、しっかりと歯磨きをして、定期的な歯科受診を行いましょう。