子供の虫歯の始まりは?

風邪やインフルエンザなど感染力の強い病気がうつることは一般的に知られていると思いますが、歯医者にかかる原因の1つである虫歯もうつると言われています。

本来、産まれたばかりの赤ちゃんのお口の中には、虫歯の原因である虫歯菌は存在していません。

虫歯菌が感染する原因は、お口の中にすでに菌を持っている周囲の大人(両親や祖父母など)とのスキンシップなのです。


たとえば、

①口にキスをする、②家族で箸やスプーンを共有する

③歯ブラシを共有する、④食べ物を口移しする

⑤熱い食べ物をフーフーと冷ます


などです。


えっ、普段何気なくやってるよと思われる方もおられるでしょうが、唾液を介した普通のスキンシップによって虫歯はうつってしまうので、

生まれてから3歳頃までにお口の中の細菌の定着が決まるということなので、こういった行為は可能ならば避けた方がいいでしょう。

そうすれば、口の中の細菌勢力図、無害な菌の方が多くなるか、虫歯の原因となる菌の方が多くなるかが決まってくるので、虫歯菌に感染する確率を格段に減らすことができます。 これは歯周病の菌にも同じことが言えます。

できる限り気をつけることで、子供の未来の健康な歯を作っていくことができますので赤ちゃんが生まれたときはご注意を。