歯科用器具の滅菌

今週に入って読売新聞に「歯削る医療機器、半数使い回し・・・院内感染の恐れ」という記事が掲載されました。

その後、ワイドショーで取り上げられているのも私も拝見しました。

やまくりに通院されている皆さんも、いつも口の中に入ってくるあの機械がまさかの使い回しではないのかと心配されている方もいらっしゃるかもしれません。

ご安心ください!!!

やまだホワイトクリニック歯科では、患者さんに使用した器具は、その度に滅菌をしています。

まず、口腔内をじっくり観察するミラーなどは、薬液が入っている超音波洗浄機にかけた後、専用の滅菌パックを行い、オートクレーブ(高圧蒸気滅菌器)に入れて滅菌を行います。この滅菌法は、気圧を上げた機械の中で、120℃の飽和水蒸気で20分間処理することによって、微生物を分解し、ほとんどすべての生物を死滅することができます。

次に、話題の歯を削る機械です。歯を削るタービンやコントラ、歯石を除去したり清掃に用いられるエアスケーラーといった機械は、小さな歯を正確に削れるように、非常に繊細な精密機器です。オートクレーブでの滅菌も可能ではありますが、工程が煩雑になり、機器の耐用年数も短くなります。当院では専用のDACユニバーサルという機械を導入しています。この機械は、すべての工程がこれら精密機器に適したプログラムを設定されており、しっかり機械の中まで綺麗に滅菌できます。

皆さん安心して虫歯治療、歯周病予防を受けに来てください。