歯の一生

こんにちは。博多区のやまだホワイトクリニック歯科の中村です。

今日は虫歯治療した歯の一生について示したいと思います。

8fcbe8_3b65d23237aa44858fc9b6e1651355ea.jpg上の図は、歯科界ではとても有名な「治療した歯の末路」のチャート図 ( Dr.Elderton, 1990)です。

健康な歯が虫歯になり、治療を繰り返すうちに、ついには抜歯に至ってしまうという現代の歯科治療の現実をとても上手く表しています。

私たち歯科医師は治療した歯の運命を痛感しているからこそ、日々研鑽し、治療させていただいた患者様の歯が図のように悪化していかないよう全力で取り組んでいるのです。

この図の中で歯の命に大きく関わるステップがあります。

それが、「抜髄」と書かれた「神経を取る(抜く)」という治療です。

歯の根っこの中は非常に複雑な形状になっており、物理的に治療器具が到達できない歯も多く存在します。そのため、根の治療は非常に難易度が高く、病気の再発がたいへん多い治療方法です。

「歯髄(神経)は最高の根充材(根の中に詰めておくもの)である」

これは、歯科医師なら誰もが知っている非常に有名な言葉です。

つまり、どんなに治療を上手に、どんなに良い材料を根っこの中に詰めても、天然の神経が残った歯のような健康な状態は保てないということです。

言い換えれば、神経を取った(抜いた)歯はいずれトラブルを起こし、ついには抜歯に至ってしまう可能性が出てきてしまうということなのです。

歯を一度でも削ってしまい、そこから再び虫歯にれば、さらに歯を大きく削らざるを得なくなってしまいます。つまり、最善の策は虫歯にならないということです。また、虫歯になっても早期発見し、できるだけ歯を削らないことが大切です。

虫歯は見つけにくいところからできてしまうものなので、自分で見つけることはとても困難です。

定期検診に通って、いつまでも健康なお口でいましょう。