予防歯科(クリーニング)

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やまだホワイトクリニック歯科の歯科衛生士

予防歯科とは・・・

歯を失う2大要因は『虫歯』と『歯周病』です。
歯は削れば削るほど歯の寿命が縮まりますが、虫歯になってしまったら削って治療するしかありません。そして1度治療した歯は再度虫歯になりやすいです。
また歯周病に関しては、歯周病で失った歯ぐきや顎の骨は治療しても元に戻すことはできません。再生療法を駆使しても、100%元通りにすることは難しいです。
このようにして私たちは虫歯と歯周病でお口の中の健康を損なっていき、最終的に歯を抜いて入れ歯やブリッジ、インプラントなどをいれます。
こうしたことから歯の生涯価値は1本100万円、口全体で3000万円とも言われています。
しかし、いくらお金があっても1度失ってしまったものは元に戻せません。
そこで当院では虫歯と歯周病を“予防”することで歯や口腔全体の健康を維持しようと考えております。後に詳しく記載しますが、お口の中の細菌は全身の病気にも深く関わっているので、お口の健康を維持することで結果として全身の健康も保つことができます。

当院の予防歯科の流れ・・・

問診、検査、診断

レントゲン、口腔内写真、歯周病検査、唾液検査、視診などで、口腔内の現状を検査します。

唾液検査とは

虫歯・歯周病治療(基本治療)

1の診断に沿って、虫歯+歯周病の治療を行います。

再評価

治療の結果、歯周病が改善しているか評価します。

歯周外科治療(+再生療法)

2の基本治療では治らなかった場合、さらに

再評価

治療の結果、歯周病が改善しているか評価します。

定期健診(メンテナンス)予防スタート‼

治療後の健康な口腔内を維持するために必要不可欠なものです。
何かトラブルが起こる前に早期発見、早期治療で口腔内の健康を維持します。

※4~5は必要に応じて行います

歯周病とは・・・

歯周病とは、歯周病菌により歯を支えている“歯周組織”=“歯ぐきとあごの骨(歯槽骨)”に炎症を起こしたり、喪失したりする病気のことです。歯周病は虫歯と違い、痛みなどの自覚症状がほとんど出ない慢性疾患(無症状でゆっくり進む病気)ですので、定期的な検診や予防が重要です。

比較的、歯が強く、虫歯になった経験が少ない方ほど重度歯周病の方が多く見られ、日本人の8割は歯周病に罹患しています。小さなお子さんでも軽度の歯肉炎になっていることは珍しくありません。

そんな歯周病は以下の図のように進行します。

また、歯周病は歯周病菌に感染したら必ず発症する病気ではありません。
「食生活」「喫煙」「ストレス」「年齢」「生活リズム」「歯みがきの習慣」などの様々な生活習慣が起因しており、歯科医院で歯のクリーニングを受けるだけでは治らない病気です。

そして「認知症」「脳卒中」糖尿病」「早期・低体重児出産」などの全身の病気にも影響を及ぼします。

虫歯とは・・・

虫歯菌の生産する酸や食生活などの影響で歯に穴が開く病気です。虫歯は歯の表面(エナメル質)から始まり、この時は痛みを感じませんが中度の虫歯(C2)まで進行すると、人によっては痛みを感じることがあります。このように「虫歯」といっても病状は様々です。それぞれ必要に応じた治療を行います。

虫歯が進行すれはするほど、治療は困難になり、治療回数も、治療費もかかります。
そのため、早期治療予防が重要となります。

そもそも虫歯が発生するには大きく4つの要因が関係します。

[歯の質]歯の虫歯に対する強さ
[糖分]砂糖を食べている量
[]口の中に住み着いた虫歯菌の量
[時間]歯が虫歯ができる環境におかれた時間 

この4つが要因が重なることで虫歯が発生します。なので虫歯を予防する時は歯みがきだけでなく、この4つそれぞれの要因を軽減させる必要があります。ご自身の中でどの要因が高いのか知るには食生活の書き出しや“唾液検査”が効果的です!

唾液検査とは

歯周病治療(基本治療)とは・・・

歯周病治療に欠かせないキーワードは主に2つです。

細菌のコントロール』と『力のコントロール』です。

『細菌のコントロール』は歯周病菌の住み家となっている“プラーク”と“歯石”を除去します。歯石は専用の機械でしか取れませんが、プラークはハブラシで取れるのと、毎日付着するものなのでご自身で取っていただく必要があります。

『力のコントロール』は歯とそれを支ええている歯周組織に過度な力がかかると、歯周病が進行する特徴があるので、かみ合わせのバランスを整えるため、歯がないところに歯を作ったり(ブリッジやインプラントなど)、マウスピースを作成したりする必要があります。

ただ前述したように、歯周病は喫煙などの生活環境も大きく関係してきます。虫歯の予防同様に歯みがき以外の行動変容(禁煙など)も必須となります。

歯周外科治療とは・・・

歯周病の基本治療で治らない重度の歯周病の場合、もう1つ先の治療が必要です。
それが“歯周外科治療です。
歯周ポケット(細菌の住み家となる溝のこと)内の感染した組織や歯石を歯ぐきを開いて除去することで、歯周ポケット内の細菌数が格段に減るので、歯周組織の炎症(出血や歯ぐきの赤み、腫れ)が改善します。それにより、歯周病菌の住み家となることろを無くすのがこの手術の目的です。

【メリット】

  • 歯周病菌の住み家(歯周ポケット)を浅くすることができる
  • 細菌数が減るので口臭の軽減につながる
  • 歯茎の腫れや出血が起こりにくくなる
  • 歯周病の進行を抑制する
  • お家での歯みがきがしやすくなる  

【デメリット】

  • 治療後に知覚過敏の症状が起こる場合がある
  • 歯ぐきが退縮し(下がり)歯の根っこが露出する(見た目の変化)
  • もの詰まりしやすくなる場合がある
  • 約1週間、硬いものが噛めなくなる

また、ご自身でのブラッシングが不十分だと術後感染を起こし、さらに歯周病が悪化するので、ご自身での十分なブラッシングが手術の条件となります。
持病によってはできない場合もございますので、担当の先生と相談して処置を行います。

再生療法とは・・・

歯周病で1度失われた歯を支えている “歯周組織”「歯ぐき」や「あごの骨(歯槽骨)」は治療しても元に戻ることはありません。前述した“歯周外科治療”でも、感染した組織は除去できても失われた健康な組織が再生することはありません。そのような一度失われた歯周組織を修復する治療、それが“再生療法”です。

【メリット】

  • 歯周病菌の住み家(歯周ポケット)を浅くすることができる
  • 細菌数が減るので口臭の軽減につながる
  • 歯茎の腫れや出血が起こりにくくなる
  • 歯周病の進行を抑制し、失った歯周組織(歯茎やあごの骨)を再生することができる
  • 歯茎が下がるのを最小限にするため、見た目の変化が起きにくい
  • “歯周外科手術のみ”の時よりも術後の痛みが軽減できる

【デメリット】

  • 自費診療で保険対象外(ただし、医療費控除には申請できます)
  • 治療期間が長く、約1か月硬いものが噛めなくなる
  • 術後1週間に2~1回の消毒が約1か月続く

術前にレントゲン診査や、歯科衛生士により歯みがきチェックなども必要となります。

定期健診(メンテナンス)

治療後の健康な口腔内を維持するために必要なプロケアのことです。
歯みがきでは取りきれないバイオフィルムを除去したり、虫歯や咬合異常を早期発見することで早期治療を行います。

早期発見・早期治療のメリットは・・・

  • 小さい虫歯の時に治療するので削る範囲が最小限で済む→歯が長持ちする
  • 治療費、治療回数も最小限で済む
  • 痛みが出る前に予防することができる
  • 歯周病が進行する前に抑制することができる

定期健診はお金がかかるイメージがある方もいらっしゃると思いますが、実は定期健診に来たほうが、痛いときだけ歯科医院に通院する方よりも生涯医療費が安く済みます。当院ではご自宅でのセルフケアと合わせて口腔内のリスクに合わせて数か月おきの定期検診をおすすめしております。詳しくは先生やスタッフへお尋ねください。

PMTC(クリーニング)

患者様へお知らせ
PMTCについてのご予約等は、お電話にてお問い合わせください。

電話:092-282-4617

PMTCって何?

PMTCとは・・・

つまりプロの手によって歯をクリーニングすること
専用の機械を使い、歯の表面の汚れ(ステイン)や歯石、バイオフィルムを除去する方法
です。

長い間、PMTCをしていないと歯が黄色くなったり、汚れが付きやすくなったります。
タバコを吸う方、お茶やコーヒーをよく飲む方、赤ワインが好きな方はPMTCを行うだけでかなり歯の汚れが落ちて白い歯に戻ります。

また、PMTCを定期的に行うことにより、歯をむし歯・歯周病から守り、健康的な口元を維持できます。
本来ならば保険治療でクリーニング(歯石取り)を行うのですが、保険のルール上『上顎・下顎2回に分けて』クリーニングしなくてはいけません。
その分、歯周組織検査やレントゲン診査でより詳しくケア出来るのですが、どうしてもお急ぎの方、1回の来院でクリーニングしたい方は自費のPMTCをオススメいたします。

自費のクリーニングの種類(保険と比較)

保険での
クリーニング
基本コース念入りコース
所要時間60分30~45分60分
来院回数1回1回1回
金額(税込)5,000円前後6,050円11,550円
歯石取り
歯周病検査××
レントゲン検査××
歯肉マッサージ××
所要
時間
来院
回数
金額
(税込)
歯石
取り
歯周病
検査
レントゲン
検査
歯肉
マッサージ
保険での
クリーニング
30~60分2回~3,850円前後×
基本コース30~45分1回6,050円×××
念入りコース60分1回11,550円××

インプラントオプション(1本あたり)

インプラント基本インプラント念入り
所要時間10分15分
来院回数1回1回
金額(税込)550円5本以内
3,300円
6本以上

5,500円
歯石取り
深部の洗浄有
ペリオテスト
(ネジの緩みチェック)
レントゲン検査
エアーフロー×
所要
時間
来院
回数
金額
(税込)
歯石
取り
ペリオ
テスト
(ネジの緩み
チェック)
レントゲン
検査
インプラント基本10分1回550円
インプラント念入り15分1回5本以内 3,300円
6本以上 5,500円

(深部の洗浄有)

インプラント部位のみの清掃です
 他の歯は保険か自費のPMTCでクリーニングしましょう。

その他オプション

フッ素塗布エアフロー
(上下20本歯着色除去)
歯肉マッサージ歯周ポケット検査
所要時間20分30分10分15分
来院回数1回~1回1回1回
金額(税込)1,650円前後4,950円550円1,650円
歯肉マッサージ×××
歯周病検査×××
歯石取り××××
レントゲン検査××××
所要
時間
来院
回数
金額
(税込)
歯石
取り
歯周病
検査
レントゲン
検査
歯肉
マッサージ
フッ素塗布201回~1,650円前後××××
エアーフロー
(上下20本歯着色除去)
301回4,950円××××
歯肉マッサージ101回550円×××
歯周ポケット検査151回1,650円××

※歯周ポケット検査は『保険のクリーニング』に含まれています。
自費のPMTCにオプションとして付けることも可能です。

各クリーニング・オプションの内訳

保険でのクリーニング

3,850円(税込)前後 所要時間:45~60分(1回目)、30分(2回目)

  1. レントゲン検査
  2. 歯周病検査
  3. 歯石取り(片顎)
  4. 仕上げ磨き
  5. TBI・むし歯のチェック
  6. 必要部位をDrチェック終了

2回目の来院時は『3~6』の工程のみです。

基本コース

6,050円(税込) 所要時間:30分

  1. 歯石取り(少量)
  2. 仕上げ磨き
  3. TBI・むし歯のチェック
  4. 必要部位をDrチェック終了

念入りコース

11,550円(税込) 所要時間:60分

  1. 歯石取り
  2. エアフロー
  3. 仕上げ磨き
  4. 歯肉マッサージ
  5. 最終研磨(リナメル塗布)
    歯の表面の細かな傷を修復、汚れが付きにくい歯に仕上げます。
  6. TBI・むし歯のチェック
  7. 必要部位をDrチェック終了

☆特 典☆
口腔内に敵した歯ブラシを歯科衛生士が選び、1本プレゼントいたします。

インプラント基本オプション

550円(税込)/1本 所要時間:15分/1本

  1. ペリオテスト(インプランのネジの緩みをチェック)
  2. インプラント部位を専用チップで洗浄
  3. 仕上げ磨き
  4. Drチェック終了

インプラント部位のみの清掃です

インプラント念入りオプション

3,300円(税込)/5本以内 5,500円(税込)/6本以上 所要時間:15分/1本

  1. レントゲン検査
  2. ペリオテスト(インプランのネジの緩みをチェック)
  3. インプラント部位に麻酔をして深部を専用チップで洗浄(院長処置)
  4. 仕上げ磨き
  5. Drチェック終了

インプラント部位のみの清掃です

フッ素塗布

1,650円(税込) 所要時間:20分

  1. 歯の表面のプラーク(歯垢)除去
  2. 虫歯のチェック
  3. フッ素塗布(塗布後30分間、飲食うがい禁止です)

歯石取りは含まれていません

エアーフロー

4,950円(税込)/上下20本歯 +330円/1本 所要時間:30分

  1. 着色除去
  2. 仕上げ磨き
  3. 虫歯のチェック

歯石取りは含まれていません

歯肉マッサージ

550円(税込) 所要時間:30分

  1. 専用ジェルで歯肉マッサージ
    「ミント」と「オレンジ」2種類ジェルをご用意しております。
    当日お好みのフレーバーをお選びください。

歯石のクリーニングは含まれていません

歯周ポケット検査

1,650円(税込) 所要時間:15分

  1. 歯周ポケット検査
  2. 検査結果の説明

レントゲン検査が含まれていません。
より正確な検査を希望される方は『保険でのクリーニング』を受けてください。

自費のPMTCは車でいうところの『洗車』のようなものです

キレイに維持することで車体は長持ちしますが、エンジンなどのマシーンの部分はケアできていません。なので、車は『車検』でそういった安全に運行する上で重要な部分をメンテナンスします。

では、口腔内は?口腔内も同じで、いくら表面だけをキレイに維持してといても“歯周組織”と言われる、歯を支える歯槽骨や歯肉がちゃんとケアできていないと、いずれ大きなトラブル(痛み・腫れ)となって現れます。

最低でも1年に1回は保険でクリーニングを受けて、しっかり【レントゲン検査】や【歯周病検査】でご自身の健康な口腔内を維持していきましょう。

SMT唾液検査

当院ではこのようなお悩みをお持ちの方に、SMT唾液検査をおすすめしております。

  • 自分に合った歯ブラシ、歯磨き粉を知りたい
  • 気をつけているのに虫歯ができやすい
  • 歯を磨いてるのに口臭が気になる

など…

お悩みがなくてもご自身の口腔内の環境(リスク)が知りたい方であれば、どなたでも検査を受けることができます。

SMT唾液検査でわかること

検査結果は歯の健康(虫歯菌の数/酸性度/緩衝能)、歯茎の健康(白血球数/タンパク質数)、口臭(アンモニア指数)の6項目で、お口の健康が5分程度で分かります。

検査結果はお持ち帰りできます。