フッ素いつする?

歯医者さんですすめられるフッ素には、大きく分けて2種類あります。ひとつは歯科医院に来院していただいて塗布する歯科医院のフッ素。もう一つが毎日寝る前に塗るフッ素ジェルやフッ素洗口液などのご自宅用フッ素です。(うがいができるようになったら、フッ素入り歯磨き剤をつかって歯磨きもします。)フッ素はその効果が目には見えないので「本当に効くの?」と気になる方もいるかもしれません。虫歯は歯のカルシウムが虫歯菌の出す酸によって溶けた結果です。フッ素を塗ることで歯は酸に強くなり、虫歯になりにくくなることが実験から分かっています。歯磨きだけで虫歯を防ぐのはとても大変なことです。でも、フッ素の力を借りれば虫歯予防もより高くなります。定期的にフッ素を歯科医院で塗布し、毎日ご自宅でもフッ素入りの歯磨き粉で磨き、仕上げで洗口液やジェルでコーティングすることで効果的に虫歯予防ができます。また、フッ素を取り入れる注意点として、フッ素入りの歯磨き粉には年齢によって摂取可能な濃度があります。うがいができない子どもさんはフッ素入りのジェルやフォームを使用します。0〜3歳は500ppm(ppm:フッ素濃度の単位) 3〜6歳は500〜1000ppm 15歳くらいからは1000〜1500ppmを目安に使用します。歯科医院でのフッ素は高濃度のフッ素なので3ヶ月持続すると言われています。子どもさんの虫歯リスクはご自宅でのホームケア+定期検診とともに歯科医院フッ素を塗布することでかなり虫歯リスクが減ると思います。また、当医院では虫歯リスクの高いお子様に自費のフッ素コースもあります。歯科医院というツールをうまく使い、お子様やご自分のお口の中を健康に保っていきましょう。