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2017/07/20
海の生き物(ラッコ)の歯

こんにちは、博多区のやまだホワイトクリニック歯科の安増です。
7月も中旬が過ぎて、夏本番という感じですね。夏といえば海! これから海に行かれるという方も多いのではないでしょうか。

そこで、今回は海の生き物の歯について少しお話をしたいと思います。
自分も以前は水族館に行ったことがあるのですが、その時ラッコを見かけてとても癒されたのを覚えています。

ラッコの歯は一番外側のエナメル質が人間の歯のエナメル質の約2.5倍の強さがあるらしいですね。ラッコの歯には、タンパク質の豊富なゲル質が多層になっていて歯をより強くしているということです。

その丈夫なエナメル質によってラッコが歯を痛めることなく貝やカニを食べているんだそうです。

ラッコの歯とエナメル質が非常に強いということはラッコの頭蓋骨から歯のサンプルを集め、かかった力を表示できる圧縮機を用いて噛む実験を行い、それにより、ラッコの歯は人間の歯より2.5倍もの力に耐えられることがわかったのだそうです。

顕微鏡で歯を見ると、ラッコには人間より多くのひび割れを防ぐ層が存在しているのが見えるそうです(ラッコが1ミリメートルあたり19層あるのに対し、人間は14層)。その歯のひび割れを防ぐ層は、ラッコにおいても人間においてもタンパク質の多いゲル質からできており、ひび割れが増えるのを防ぐ役割をはたしています。また、ラッコの歯のエナメル質の層は人間のものよりもより多くの円形のパターンで構成されているということです。

人類の祖先の一つ、ボイセイ猿人(パラントロプス・ボイセイ、1万2000年から2万3000年前)は、現代のラッコと同じ数のひび割れ防止層が歯にあったそうです。これはつまり、私たちの初期の祖先がかなり固いものを歯でこじ開けていたということを意味しています。ボイセイ猿人の食生活を知る手がかりとなり、また長い時間をかけて私たち人類の歯が弱くなってきているということを示しているということです。

歯を鍛えるのはフッ素などでできますが、それも限界があるので、虫歯や歯周病で歯を無くさないように定期的な健診に行かれて下さいね。

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